index< 日誌 < ax背景 < 24d-07「思い込みの世界」p7


3、思い込み。

そしてこのような仕草や表情の、自分でも意識される無意識の世界との境界は、限りなく曖昧なのである。ある場合には、それが意識されるし、自分でも見えているのであるが、他の場合には無意識の内に自分でも気づかないまま、習性や条件反射として何も考えずに行動しているのである。

そして、さらにまた、自分というのが現実を生きていて、常に何かを求め続けているということである。そうした自らの要求の下で無意識の動作が行われていて、そしてそれを自分の日常として感じ取っているのである。

極端に言えば、「白でも黒く見える」、または「見ようとする」、あるいは「見えてもくる」といったことが実際に起こるのである。偏見と思い込みと歪曲、でっち上げと捏造いった、自分の都合に合う部分だけが極端に誇張されて、いつしかそれだけが異常に大きく印象に残っているのである。

戻る。             続く。


index< 日誌  ax背景 < 24d-07「思い込みの世界」p7
2018-1022-1027