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2、必然性。

これは例えば民族の歴史においても、そのまま見えてくるものであって、例えばその民族の国家形態や領域が歴史と共に変化して異なっていても、やはりそれを動かしている、その歴史の原理や必然性といったものは同一なのである。

これは、たとえば外人が他国の歴史を叙述する場合にも、やはり何らかの自分達の価値観や原理に基づいて叙述している。これは明らな偏見なのであるが、要はそのようにしか見えない、ということなのである。すなわち、歴史という理解自体が、そうならざるを得ないということである。

すなわち、何らかの原理の必然性を前提にしているのである。そして、これに基づいて歴史を述べているし、また、それなしに歴史自体が成り立たない、ということなのである。

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2019-0624-0725