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4、差別。

従ってだれか、だれでもよい、どんなことでも構わないから、自分よりも劣る「下の者」が必ず居なければならない、ということである。そしてこれが自分という者がこの社会で生きて行くための、絶対的な必要条件となっているのである。

つまり、このような世界では格差とランク付け、そしてもっと明け透けに言うと、「差別」は、絶対的に必要な前提条件なのである。そして正にこうした「自分はフツーである」ということが、自分自身の自意識になっているのである。

自分は差別されても、差別することもできる、そうした中間の者で居ることが出来るのである。そしてまた、このような差別があってこそ、始めて、人間同士の間で上下の関係が成り立つのである。そしてまた、普通の人が、普通の人として存在することが出来るのである。

戻る。             続く。


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2019-0831-0909