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2、内面は無視。

従って、自意識というのが外面的である。そして見える外面の何もかもがランク付けられる。そして内面はどうでもよい関係のないものとして無視される。むしろ煩わしいだけのものとして避けられる。そうして自意識というのが、他人に対する見栄と世間体だけで成り立っている。

たとえそれが趣味の世界であっても、他人との間の外面的な優劣を競う、そうした方向でしか趣味を楽しめない。そうした自意識の持ち主なのである。

だからまた、真に趣味を楽しむということもなく、またそれが出来ず、趣味の中で自分を見い出すこともなく、ただその見える外面的な他人に対する見栄と世間体だけの世界に自分を見い出しているのである。

戻る。             続く。


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2019-0831-0909