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3、弱点。

これが脅威に際しての、自分が無力でどうにもならない場合の、エネルギーが発散される方向となっている。従ってまた、そうした泣き叫ぶという発散の仕方というのは、大人になってからはほとんど見られない。

なぜなら、感情的に泣いても笑っても何も変わらないし、何の役にもならず、無意味だということをよく知っているからである。それどころか、それが弱点として余計に付け込まれることを、よく知っているからである。

むしろ、そうしたことは何に対しても無力な、幼児期に頻繁に起こっている。そうやって母親や他人に助けを求めているのである。幼児の場合、それが無力でやるせなく、つらく苦しい、痛いという感情として表出される。

戻る。             続く。


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2019-1009-1014