index< 日誌 < as同一性< 24d-54肉体 「人権」p7


5、自由の概念。

そしてこれを個人のレベルで見ると、それが自分の肉体であり、人格であり、そしてその延長としての所有権なのである。そしてこれが自分自身であり、自己の同一性なのである。

それは自己と他者を区別する境界線の存在であって、これが意識されることによって、自己の内部に自分だけの純粋で自由な精神の領域が自覚されたのである。

従ってまた、そこから肉体的な自分の身体を守る権利、プライバシー、移動と通信の自由、教育の機会均等・職業選択の自由、および自由・名誉・信用などといった一身専属的な個人の人権に関することが公に認められたのである。

それは個人を越えて、誰もが認められねばならない共通の自由の概念として意識されたのである。

戻る。             続く。


index< 日誌 < as同一性< 24d-54肉体 「人権」p7
2019-1022-1104