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感情の抑鬱は呼吸と心拍を最小限にして、精神は自分の内部へと閉じこもり、なるだけ外部との接触を避け、感覚と神経の作用は最小となる。これに反して感情の興奮状態は、呼吸も心拍も大きくそして速くなり、血流は盛んになり血管は怒張する。 そしてまたそれが、そのまま顔の表情に現れる。目は血走り、大きく見開かれ、目尻が吊り上がり、そしてコメカミに血管が青く浮き上がっている。呼吸は荒くなり、鼻穴は拡がり、また歯を食いしばり、アゴを引き、クチは固く閉じられ、目はどこか「一点」を見据えている。 |