index< 日誌 < u列島< 24d-62自分たち 「暗黙の合意」p6 |
しかしまた、ここで生きる者にとっては、そのようにしか見えないし、そのようにしてしか生きて行けないように、何もかもが予め出来上がっているのである。 もっとも神聖で絶対的な前提それ自体が、真っ先に疑われなければならない存在なのである。これが何よりも怪しい存在なのである。なぜなら、このように神聖視すること自体が、自分自身の権利と義務を放棄しているからである。 国家と政府を神聖視するのは、何よりも自分がそれを求め、願い、必要としているからである。そしてそれは自分自身が責任を取らねばならないことなのである。そして、そうした自分自身に対して省みることがどうしても必要なのである。 |