index< 日誌 < u列島< 24d-62自分たち 「暗黙の合意」p6 |
それはただ自分が、それなしには生きて行けないから、それが正しいことのように思い込んでいるだけなのである。それはただ、そうしてのみ自分が生きて行けるのだから、そうするしかなく、だからこれが絶対に正しいことのように思い込もうとしているだけなのである。 この場合、それが正しいかどうかというのは何ら関係のないことなのである。ただそれを信じることが、自分が生きて行く唯一の方法になっているから、それを信じているだけなのである。信じなければならないように出来ているということなのである。 しかしまたそれは単に、国民の国家に対する関係だけでなく、子の親に対する関係、社員の会社に対する関係にもそのまま現れている。そしてこれが自分が生きている現実の人間関係であって、自分たちが生きている社会の絆(きずな)なのである。 |