| index＜ 日誌 ＜ u列島＜ 24d-64自分たち 「共有意識」p4 |
| しかしこれは良いとか悪いとか、正義とか良心以前の世の中の秩序なのであり、決まりであり定められたオキテなのである。これを守ることによってのみ、この人間社会という現実の世界を生きて行けるし、生きることを許されるのである。 言い換えると、これを守れない人間は、この現実の世界を生きる資格を失うということである。だからそれは良心とか思想・信条以前の、それらの前提なのであり、誰もが守らねばならない絶対的な強制力なのである。 好きとか嫌いとか、それどころかそれが正義であろうと悪であろうと、そんなことにまったく関係のない、それ以前の、この世界で生きる者にとっての常識なのである。暗黙の共通認識であり、無意識に共有されている自意識なのである。あるいはまた、自意識以前の情緒の世界なのである。 |