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2、首領様。

首領様に逆らうことは、自分の親に逆らうのと同じことで、それは絶対に許されないことなのである。だからまた、親がそれを許さないのである。そしてその上に首領様という政治体制が成り立っているのである。

そうである限り革命は起こらないし、世の中は何も変わらないし、不変のまま化石のように安定するのである。たとえ首領が死んでも、世襲でもってさらに永久に続くのである。

そして親は親で、家父長制が存続し安泰なのである。そうして親は家庭内で首領様であり続けるのである。だからまた、そうである限り首領様の体制は無くならないのである。そしてこれが、人間同士の間の上下の関係なのである。

戻る。             続く。


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2019-1104-1121