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現実とは、自分と世界との係わり方であり、その中でしか人間には何も見えて来ないのである。これが自分にとっての未知のものとの係わり方であって、その範囲で、またそうした意味で未知のものを理解しているのである。 そしてそれが分かるというのは、それだけで自分と未知のものがどこかで繋がっていて、関係しているのである。たとえそれと気づくことのない些細なことであっても、そうなのである。 だからまたそれが暗示的で潜在的なのである。何かの忘れられた痕跡や、見知らぬ何かのカケラや影のようなものとして感じられてくるのである。そしてこれを「未知のもの」と言い表しているのである。 |