index< 日誌 < u列島 < 24d-91おもてなしC 「集団的自意識」p9 |
そしてこのような自分の人間関係に基づいて、常識や思考と行動の基準と共通性が定められているのである。そしてこれが自分たちにとっての正義であり良心なのである。 従って、これに反する事例と規範が理解できず、理解できる能力もなく、またそんな経験もないのである。そしてまた、それ以前に、そうした「自分たち」以外のことを知ろうともしないし、知る必要もないと信じている。 要するに、永遠の「ひきこもり」の世界なのである。自分にとって関心があるのは、このような「自分たち」という、村社会での体裁と見栄だけなのである。そしてこれが自分にとっての自尊心であり、自意識であり、そして社会的地位と立場の証しになっているのである。 |