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3、システム。

それは、このような時間的に継続するための、バランスのシステムが必然なのであって、それ自体がまた必然である以上、そうでないもの、バランスにとって不要なものを排除し無視して行く。

それは無意味な異物として取り除いて行くか、あるいは追放するか、隔離して行く。そうしてのみ、バランスといったものがシステムとして、現実の必然の存在となることが出来たのである。バランス自体が、このような異物の廃棄の、営みの上に成り立っているのである。これがバランスの機能であり、仕組みなのである。

また、そうして始めてそれが現実の出来事として、また、現実に存在する者として歴史上で存続することが出来たのである。そしてまた、これが歴史上の存在であるという意味で時間的な存在なのである。

戻る。             続く。


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2020-0123-0205