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つまり、私たち人間は、このような自分自身の肉体内部の、意識されざる、また自分でもコントロールできずに、自分の意志に反してさえも強制してくる、このような自分自身の肉体の営みに支配されているのである。 また、そうした自分の中の肉体の営みといったものに、自分でも逆らうことが出来ずにいる。なぜなら、これが本当の自分自身だからである。そして、このようにして自分は自分という者を意識しているのである。意識することが出来るのである。 自分でも、自分のことがどうにもならないがゆえに、そうした自分を意識してしまうのである。自分が、自分の中で自分と対立して対峙している。そうして自分を意識し、そして自分に思い知らされているのである。 |