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2、めじるし。

だからまた、それはそれで切り離されて象徴となり、サインとなり、印象となって、記号化される。そうした目立ちもするし、だれにとっても分かりやすい表情や仕草のポーズとして一人歩きを始める。

「うなずく」という表情が、ただそれだけで意志表示とコミュニケーションの手段として行使される。肉体内部の生理的要求とは無関係に、首をタテに振るということ自体が、それだけで肯定や承諾、承認などの意志の表明として象徴化されたのである。

だれにとっても分かるし、分かりやすいサインの目印しとして定着したのである。肯定のカタチとして公けに認められたサインの合図となったのである。

戻る。             続く。


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2020-0123-0205