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4、仲間。

何もかもが、現実世界の見えるもの聞くもの触れるもののすべてが、無意識の内に自分の都合に合わせて解釈され、信じられ、思い込まれる。そうして世の中が群れて迎合しまとまり、「自分たち」という仲間の世界を創り出しているのである。

しかし、これは必要なことである。そうやって世の中が丸く治まっているのである。現実とは多かれ少なかれ、このような偽善の世界なのである。これを日本的な表現方法で翻訳すると、コネと談合と根回しの世界なのである。

現実の世界の権力と実力のある者に、何らかのツテとコネのある者が、まわりの者をまとめて思い通りに動かして行くのである。そうして団結し媚びて迎合し、同時にそうでない者を創り出して、これを「踏み台」にして上下の関係を作り出して行くのである。

戻る。             続く。


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2020-0123-0225