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そしてそれを離れては人間は生きて行けず、存在もし得ないのである。それは人間の意識以前の無意識の世界であり、肉体の生理と情緒が支配する世界なのである。 そしてこの中においてのみ、人間は人間たり得るのである。これが人間にとっての世界との係わり方であり、これが人間にとっての現実なのである。そしてこの現実を離れたところに人間は存在しないのである。 そしてその始まり、きっかけ、動機となっているのが、始めに述べたところの人間同士の間の交流であり、コミュニケーションなのである。 |