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2、消失。

相手との関係で何かをしようとしていたのが、それが途中で放棄された。つまり、この放棄という仕草が、「肯定の否定」という意志の表明として象徴化されているのである。

肯定ということ自体が、たいていの場合、何らかの行動を伴うもので、それが意識と神経の集中と緊張をもたらすのであるが、それが直前に放棄されたのである。

行き場を失くした緊張といったものが相手を失い、相手から離れて、当てどなく拡がって消えて行く。

戻る。             続く。


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2020-0123-0225