index< 日誌 < ai原理 < 24E-31「必然の意識」p6 |
人間は自分の肉体を通して自分を感じている。そして他人を通して自分を意識する場合でも、自分の肉体の感覚を通してそれを知るのである。 しかしこの肉体とは歴史的なものなのである。初め偶然の反応として、それが環境の条件によって常態化し日常的なものになるに従い条件反射となり、そしてさらに恒常的で自律した自分の意志からも独立した「無条件反射」となったのである。 自律神経と肉体を維持するための内臓諸器官の自律した営みが、そうなのである。そしてこれが生理の変化を惹き起こし、またその生理の変化が肉体自身の機能と構造のカタチまで変えて行き、そしてさらに身体の骨格構造まで変えたのである。 |