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3、支配。

もちろん、それは数万数億年に及ぶ非常に長い、無数の世代による同じことの繰り返しの中で達成されたものなのである。もっとも新しい変化が生理の作用であって、ここから順に ⇒ 身体組織 ⇒ 身体構造 ⇒ 骨格の変化となる。

言い換えると、生理や身体能力のささいな変化は比較的に新しい自分のことである。そしてこれが固定し不変のものとなった骨格といったものは、気の遠くなるような数万数百万年前の自分の祖先がそのまま固まって出来たものと言える。

そしてここでも古い自分と新しい自分が対峙し対立している。また、対立しているからこそ、それらが同じ自分の身体の中で相互に作用し機能しているのである。そしてこのような骨格構造や、そこから導き出される機能や能力といったものが、人間を支配し制約しているのである。

戻る。             続く。


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2020-0210-0215