index< 日誌 < ai原理 < 24E-31「必然の意識」p6


5、肉体。

これは環境という現実が自分に求めた条件なのである。現実は、このような制約を越えて人間が生きて行けなくしているのである。しかしまた、そうしたことを人間は、自分自身の肉体の中に見ている。

自分自身の肉体の中で古い自分を、つまり、生理や身体組織や骨格構造の中に、自分自身の果てしなく遠い祖先の世界を見ているのである。そしてまた、それに従わざるを得ないのである。

なぜなら、これこそが自分の現実のすがたであり、現実を生きて行く上での自分自身の条件なのである。そしてここから離れたところに自分というのは存在しないからである。

戻る。             続く。


index< 日誌 < ai原理 < 24E-31「必然の意識」p6
2020-0210-0215