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2、蒼白。

反対に蒼白になるのは、何も出来なくなって、あきらめたり、呆然としたり、絶望したりした時の顔の色である。本来、緊張し興奮すべきところなのに、その直前でそれを諦(あきら)めて、身体中の緊張と集中を瞬間的に解体・開放し消失させた瞬間である。

そうした、自分が無為で無気力になった状態である。だからまた、血の気が失せて蒼白になり、瞬間的に我を忘れて呆然自失した状態なのである。突然の無気力から緊張が解けて、末梢神経に集められていた血液が瞬間的に解体・消失した状態である。

戻る。             続く。


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2020-0210-0215