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しかし、果たしてそうしたことを人間は、いったい何に基づいて判断しているのだろうか。すなわち、これが自己の肉体内部の条件反射に基づく、生理と神経の作用なのである。そしてその形式なのである。 そして、これこそが自己の一体性なのであって、肉体と精神、感覚と意識、情緒と思考などといったことが、自己の内部で同一のものとして一体化しているのである。そうして、それらすべてが自分の中で自分の下にあるという、自己の同一性を、この一体性が支えて証明しているのである。 従ってまた、だからこそ、それが自分にとって唯一正しいことのように思えてくるのである。なぜなら、それこそが自分であり、自分のことだからである。そうして自分が自分に忠実であろうとしているのである。 |