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5、信じること。

このようにして現実の出来事や、自分の中の情緒の動きや、生理の作用や、表情や仕草といったものが説明され、理解もされたと思えてくるのである。そして大事なことは、「そうである」と思うことである。それを信じるし確信するということこそが、何よりも大事なのである。これが出発点なのである。

そうしたことが、いったん定まり固まってくると、外の世界や、そして自分自身といったものが理解もされてくるし、そしてその行動や目的、意図や理由といったものも知られてくる、と思えてくるのである。これが最も大事なことなのである。そうした妄想と幻想の世界を生きているのである。

すなわち、このようにして「信じること」こそが何よりも大事なのであって、そうして始めて現実の何もかもが説明もされるし、理解もされてくるのである。

戻る。             続く。


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2020-0215-0218