index< 日誌 < d無意識 < 24E-46快と不快・「選ばれた人間」p6 |
だからまた余計に、差別し続ける必要があるのである。自分が他人を差別している限り、自分は差別される側でないことを、世間に対して認め続けることが出来るのである。だから差別はことあるごとに言葉と行為でもって、日常的に継続して行う必要があるのである。 だからまた、それは偏見などではなくて常識なのであって、暗黙の共通認識でなければならないものなのである。だからそれは、それ自体がシステムなのである。 それ自体が偏見などではなく、社会的な暗黙の合意の下で形成された制度であり、差別なのである。これは法律や契約以前の、この世界の秩序であり、原理であり、そして文化そのものなのである。 |