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5、信じる。

しかし、それが自分の利害に絡む錯覚だということで、従ってまたそれは、どうしても真実でなければならない錯覚なのである。そしてこれが「信じる」ということなのである。それは、この世界の仕組みと秩序と常識を、そして「自分たち」の成り立ちを信じるということなのである。

だからそれは信じなければならないものであるし、これを信じることなしに生きて行けないように出来ているのである。だからまたそれは、どうしても信じなければならないものなのであって、これを信じない者は相手にしてはならず、排除しなければならないということなのである。

戻る。             続く。


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2020-0225-0306