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そうした世界に自己と他者の区別など無く、すがたにもカタチにもなり得ない世界なのである。私たち人間は変化の中にしか、ものごとを認識できないのである。 意識も認識も思考もこのような時間の流れ、言い換えると、ものの変化の中でしか捉えることが出来ないものなのである。これがすなわち、時間の世界なのである。 時間のない、すなわち変化のない永遠に何も変わらない世界にあっては、その世界の中で何かを区別したり、識別したりすることが出来ず、言い換えると境界の無い世界であって、境界が無いというのは、何もかもが同じものにしかならないのである。 |