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2、地上の世界。

すなわち、何かがあるし、あるかも知れないということを予感させる、そうした希望と願いといったものが入り込んでくるのである。

しかし通常、日常の生活の中で地平線を見る必要はないのである。私たち人間が生きているのは地上であって、地平線上を生きているのではないのである。地上とは、自分の身の周りのことなのである。

生きて暮らし営むというのは、こうした自分が直接にかかわりを持ち、接している世界のことなのである。だから地平線を見る、それを意識する、あるいはたとえ地平線が目に入っているとしても、それを意識することはほとんどないのである。

戻る。             続く。


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2020-0414-0510