index< 日誌 < aw色 < 24E-63「続、カタチ・色・模様」p3


2、求められる人間像。

始め自分でも意味不明で不可解な情緒の変化が、芸術として現れて、これを出発点にして、そこから具体的で現実的な経済と社会の変革へと続くのである。すなわち、これが自然な流れといったもので、これを捉えて、群れて迎合して周りを主導することが「立身出世」の処世術となっているのである。

これは避けることの出来ない必然なのであって、それに合わせて具体的な社会と経済のシステムと、それを法的に固定する社会体制が出来上がるのであって、このような時代という現実の流れに上手く乗った者が誰からも求められたのである。

そしてそれは、ただたんに迎合するだけでなく、このような思考と感情の根拠としての、それ特有の気質と気性が求められたのである。このようにして、文化や娯楽、それに感情や考え方のその時代特有の傾向と雰囲気が出来上がっているのである。

戻る。            続く。


index< 日誌 < aw色 < 24E-63「続、カタチ・色・模様」p3
2020-0414-0510