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5、内的同一性。



だからまた、先の方に戻って言うと、「学校を出たばかりの社会人と同じ」というだけでなく、学校を出た後の会社人間、そして独立自営業者も同じなのであって、それは、このような社会の生態系、社会のシステムの中でのみ、そしてまた、このような歴史と文化の中でのみ、人間として活動し生き続けることが出来るのである。

また、このような社会のシステムを通してのみ自己を表現し得るし、自分を自覚し、そしてまた、人間としての自己を維持し継続し続けることが出来るのである。自己が内的に同一であり続けるのである。自分が自分であり続けるのである。

そしてまた、さらにもう一度念押しに確認しておかなければならないのは、そうしたことは、人間の生き方や立居振舞い、仕草(しぐさ)や風俗、無意識の習性についても、そっくりそのまま言えることなのである。

戻る。            続く。


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