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12、叙述。



しかしまた、この場合の記号とは、一つは、感覚器官の電気信号としての「記号」であり、もう一つは、この感覚の電気信号がリズムや模様として、象徴の世界で記号の叙述と化して行くのである。

理由や目的を伴う物語と化してゆくのである。何かへと結びついた印象や符号として。まるで電気スイッチののように。自分自身の観念の世界の中で、何かの象徴や、出来事や記憶と関連付けられてゆくのである。

感覚器官の電気信号が蓄積されていって、最適化し、形式化してゆく。そして、それらがリンクし、重なり、つながり合って、織り合わされて、無意識の印象と象徴の世界をカタチ作って行くのである。信号としての記号が集まって、リズムや模様の意味付けられた世界となってゆくのである。

戻る。            続く。


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