| index＜ 日誌< ar象徴 as同一性＜ 「自己の記憶」p16/ |
| それはもちろん、祟（たた）りとか呪いなどといった純粋な妄想の世界ではなくて、より実際的な目に見える現実の世界がそうなのである。それは自分自身の肉体そのものが持つ機能や構造、そしてその生存のシステムが求める必然的な指向性なのである。そしてまた、地球という自然環境が要求する生態系全体のバランスがそうなのである。 そうやって私たちの祖先は生きてきたのであり、だからこそいまの私たちが生きているのであり、生き続けてくることが出来たのである。そうやって種というのが保存され継続し生き延びて来たのである。 そうしたコトバにもならず、意識もされず、自覚もされない無意識の衝動といったものが、外の現実世界を、色やカタチとして伝えてきたのである。あるいは、感覚といったものがそれ自体で、外の世界を色やカタチに変換された物理的信号として私たちに伝えてきたのである。 |
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