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4、存在。


つまり、現実として存在することが出来なかっただろうということである。すなわち、こうしたことが全体としてのバランスであり、指向性なのである。しかしまた、こうしたことは、生物だけでなく人間の社会においてもそのまま言えることなのである。

ほとんどの人々が気づかず、知らず、また、知る必要もないことなのであるが、いわゆる「時代」という歴史と空間の世界に支配され、拘束され、規定されているということなのである。考え方とか、生き方、そして倫理や道徳、価値観や正義や、美意識といったものがそうなのである。

そしてそうしたことのすべてが、それへと向かい、集まり重なってゆくのである。響き、広がり、つながってゆくのである。互いが繋がりを求めて連鎖してゆくのである。そしてそうしたことが、その時代の現実の特徴となっているのである。

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