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それは当然で当たり前の、だれも疑ったりしてはならない常識なのであり、それはこの世界の秩序だったのである。それは今でも、この日本社会で残る男尊女卑とか、「目上目下(めうえめした)」の関係がそうなのである。 「大和魂」などといって外人を排斥し、あるいはまた自分たちの古い道徳観念に合わない者を、群れて団結して排除しようとするのも同じである。 要は、そうしたことが自分たちにとっての正義となっているのである。常識やルール・マナーとなっているのである。そうでなければならないものとなっているのである。 それが自分の自意識であり、その根拠になっているのである。自分には、それしかないのである。それだけなのである。だからまた、そうするしかなく、これからもずっとそうであり続けようとするのである。 |
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