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そしてまた、これが自分にとっての存在理由にならざるを得ないのである。アイデンティティーや自分が生きている意味になっているのである。あるいは、「生まれつき」や前世の祟(たた)りなどとして思われるのである。まわりが自分の都合から、そのように見なすのである。それ以外に理由のつけようがないのである。 そうである以上、そうやってしか自分を認めてもらえない以上、それが自分にとっての自己認識とアイデンティティーになってしまうのである。自分には、それしかないように思えてくるのである。世の中と他人というのを信じようとするならば、そう思う以外にないのである。 世の中というのが、そのようにしか自分を相手にしてくれない以上、そう思い込む以外にないのである。そう思わなければならないのである。そしたことは、今日でもすがたを変えて様々なカタチでもって言い表されている。 人間の頭の中というのが、それ以外に思いつかないようにできている、そうした人間も結構いるのである。いままでそうした世界で生きてきたのであって、そして今もそれから抜け出せないでいる、そうした人間もたくさんいるのである。そして本人にしてみれば、それがもっともラクな生き方なのである。 |
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