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だれもがそうであり、それでガマンしているし、ガマンしなければならない、そうした常識、習慣や習わしとしてしか感じようがないのである。そしてこれが常識というものなのであり、生きて行く上での作法や決まりとなっているのである。 ルールやマナーといったものなのである。だからまたそれに反対したところで、どうにもならず、どうしようもなく、何も変わらない、そうした世界なのである。要するに、現実の世界に、そうした常識を変えられるような条件や可能性といったものが無い以上、そうならざるを得ず、そうするしかないということなのである。 そうだとすれば、それを恨んだり疑惑抱いたり、悩み苦しむといったこともないのである。あるいはまた、それに敵意や憎しみを抱(いだ)いたりもしないのである。それ自体が意味のないことなのである。 人間は、自分でもどうにもならないことについて悩んだりしないのである。また、そもそも、疑いや憎しみの対象となるものが、現実にないということなのである。だからまた、それは何かの偶然の不運や不幸としてしか感じようがないのである。 |
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