index< 日誌 < c信じるもの< 19-82「自分たち\-b」p6-


4、発見。


しかし、そうであるにもかかわらず、それが現実の実現可能な課題となったとき、すなわち、それの解決のための、現実の可能性としての条件といったものが、現実に現れ出てきたときに、それが自分にとって本当の意味での悩みや苦しみ、そしてまた、敵意や憎しみとして感じられてくるのである。

さらにより具体的なターゲットや目的、理由、そしてその解決のための方法といったものが意識されてくるのである。そしてそれが、そのように感じられるというのは、それが蔑(さげす)みや差別として感じられてくるからである。

それはまた、いまの自分とは別の世界があって、それを本人が感じ知り始めているのである。いままでの自分に無かった、そうした世界を知ることによって、そう思われてくるのである。そしてそれが、自分にとって偶然でも運命でもないということが意識されてくるのである。

戻る。                   続く。

index < 日誌 index< 日誌 < c信じるもの19-82「自分たち\-b」p6-

l