index< 日誌 < c信じるもの< 19-85自分たち12p3


2、潤い。


しかしまた、実際のところ、そうした自分の欲求や必要といったものを、現実の世界は満足させてくれるのである。あるいは、もっと正確に言うと、それを満足させてくれるものだけが、自分にとっての現実となっているのである。

そうした非常にせまい、制約され条件づけられた世界を生きているのである。つまり、需要と供給とはこのことなのであって、そうした「自分たち」の思い込みと偏見だけを満足させてくれる情報だけが繁盛し、過大に誇張され拡がって行くのである。

何でもありである。どんなことでも満足させてくれるし、満足させてくれるものだけが自分にとっての真実であり現実なのである。そうやって、自分に正当性と存在の根拠を与えてくれるのである。

戻る。                  続く。

index < 日誌 index< 日誌 < c信じるもの19-85自分たち12p3

l