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3、背景。


しかしまた、このような差別や排除といったものは、公(おおやけ)に明文化されたり制度化されたものではないとしても、今日においても、いつでもどこでも、そしてまた、他のどの異文化の世界においても、当然のようにあることではないだろうか。

人間同士の間に、生まれながらの才能や富や出身に違いがある以上、それらの間に差別や格差があって当然で、仕方のないことではないか。

そしてまた、それに基づいて人間関係というのが成り立っていて、もしくは成り立ち得るのであって、そうである以上、それがどうしても社会の背景や下地になっていて、そしてこれが、この社会の基礎にならざるを得ないではないか。

戻る。                  続く。

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