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しかしまた、ただたんに直接に目に見える才能や、出身の違い以外にも、またそれ以上により根源的な、本人にもどうにもならない、もともと持って生まれてきた情緒や気質・気性の違いといったものがあって、このような情緒的で生理的な違いといったものが、その場その時の、時代の現実に合わせて対応し、適応してきているのである。 そうである以上、そうしたことが本人にも気づかず見えないところで、決定的な要因として大きく作用しているのである。要するに、このような人間自身が持つ、気質の本質的な違いといったものが、国民性や民族性として現れているのである。 歴史や場所を素通りして、透過して、それらを無視して現れ、見えてもくる、そうした個人や民族が持つ人間自身の、固有の傾向や特質といったものがそうなのである。クセや習性とでも言ったものが、そうなのである。時代や場所が違っていても、それが同じ民族の気質や気性として思えてくるのが、そうなのである。 |
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