index< 日誌 < ai原理< 21-67「左脳と右脳2:目覚めた世界」


5、さめている。


何もかもが形式的でハッキリしている。または、ハッキリしたものにしようとしている、そうした自意識の世界である。しかしまた、このような自意識なしに、現実の世界では生きて行けないのである。

先に行動が求められるし、そのための自己の信念や確信といったものが求められるからであって、そしてそれが善悪いずれのものであるのかが問われる以前に、そうした自分自身の現実に対する行動が求められる世界なのである。

だからそれは意図的で現実的、そして意識的な世界なのである。それは人間が目覚めているときの世界である。人間が眠っている夜の、潜在的で無意識な世界では起こらない世界なのである。情緒ではなくて、情緒が目覚めて感情となり、意識や思考となった世界である。



戻る。                    続く。


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