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そうして自分を律していて、自分で自分に納得し、安心しているのである。また、そうして自分が自分であり得るのである。自分には、それ以外に無いのである。自己意識というのが自律していないために、それを他人に求めざるを得ず、そうである以上、それを自分にとって「有利な者」にすがって求めているのである。 また、そうして「上下の関係」に入ってゆくのである。さらにまた、そうした自分を正当化し、より安定した立場にするには、自分よりも弱い立場の人間を探し出して、それを辱めて落とし入れて行くしかないのである。 すなわち、これが権力なのである。そしてその強制力が、目上と目下の「上下の関係」であり、シキタリやシツケ、教育のことなのである。そしてこの上下の関係を理解し、それを上手く利用した者が、このシステムの中で有利な立場と居場所を得ることが出来るのである。 |