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しかし、これが何らかの意志であるすると、それは個別的過ぎるし、個人の性向や条件に左右されすぎる。また、それが精神にあるとすると、それは精神が宿るところの肉体のカタチに制約され規定されてしまう。 それは、このような個人的なものでもなければ、現実の身体の制約にも左右されないものなのである。だからまた、非常に長い歴史的・時間的な変化の経過をたどるのである。 現状に左右されながら、それが時間的に変化し続けているのである。ただそれが数千数万年程度の短い期間のささいな変化であれば、それが変異であると見えて来ないということなのである。だからまた、それを非常に長い、数万数億年の歴史的な期間で見ると、それが積み重ねられた大きな変異のように見えてくるのである。 |
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