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3、生まれ。


生き方や、生存のための活動の何もかもが、農業(稲作)を中心に動いているという世界である。従ってまた、世界観や自意識といったものも、そうならざるを得ないのである。

この場合、土地がもっとも基本的で現実的な前提になっていて、すべてはこの稲作のための土地に基づいて、それを中心に動いている。つまり、生存のための手段というのが土地に縛られていて、人間がこの土地のための付属物になっている。

そしてこの土地にしがみついている限り食いはぐれがないということである。つまり土地の占有が死活の問題なのである。現在のような転職の機会も、転職先もほとんど無いという世界なのである。



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