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3、なりすまし。


このようにして、中世社会の秩序が維持されてきたのである。それはこのシステムにとって必然なのである。それはちょうど今日の日本において、公務員や民間の企業が系列化されることによって、世の中が上手く回っているのとよく似ている。

群れて媚びて迎合するだけが取り柄の人間が、もっとも大事にされる世界なのである。これは、そうした意味で中世の身分的な上下の関係がすがたカタチを変えて生き続けているのである。

他人依存と他力本願という意味でそうなのである。個人の自律と人権の自覚なしには、どんなシステムを上から覆いかぶせても、結局は同じことを繰り返すだけなのである。


戻る。                     続く。


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