index< 日誌 < av表情 < 22-07「感覚の事情」p11 |
だからまた、少し異なる未知の感覚や出来事であっても、それを自分自身の中ですでにある、すでに知られた感覚や感じ方に当てはめて理解せざるを得ないのである。すなわち、あらかじめ自分の中でパターン化されているのである。そしてこれを自分なりのやり方でカテゴリー化し、秩序を立てて、整理してゆくのである。 だから実際には、もともと自分自身の中にあるカテゴリーやパターンにまったく当てはまらない、未知の異質なものもあるワケで、そしてそんなことにはお構いなく、形式的かつ画一的にそれをこなしてゆくのである。 そしてこれが、無限の現実を有限な自己の世界に映し出して行く過程なのである。そうする以外の反映の仕方というのが、人間にはないのである。 |
index< 日誌 < av表情 < 22-07「感覚の事情」p11