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しかし、このような肉体の動きや生理の作用、神経の伝達方法といったところで、そうした何らかの新しい動きといったものは、同時に、肉体内部でのそれに連鎖・連続する別の動きといったものを伴う。 それは何かしらの行動の前と後ろの時間的なズレ、そしてその順序にも現れている。そしてまた、行動に伴う隣接する筋肉や感覚との共同作用をも伴っている。また、それらとはまったく関係のない部位や器官であっても、それらを連鎖して引きずり込んでも行く。 そうしたことが、行為とは別の動きであるはずの、行為の前後の予兆や余韻として表情や仕草に現れているのである。つまり、意図された行動とは直接の関係がない、不可欠の随伴的な動きとして現れているのである。 |
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