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そうするしかなく、そうせざるを得ず、ただそうすることによって自分たちを保存し維持してきたのである。またそれが、自己の存在理由でありその自意識になっているのである。 また、そうすることがまわりのみんなに対する、自分自身の役割でもあって、自分の立場になっているのである。自分には、それしかないのである。だからまた、どうしてもそうしなければならないのである。 このような自己意識が欠落した人間にあっては、ただそれだけが自分が生きて行くためのただ一つの可能性ととなっていて、その根拠であり、その理由になっているのである。 だからまた、そこから抜け出て生きて行くということが出来ないのである。そうやって生きて行くしかなく、そうやって生きて行かなければならないのである。本人にして見れば、それ以外に生きて行く方法というのが、この世界には存在しないのである。 |
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