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5、序列という絆(きずな)。


能力や実力といったものは、ほとんどどうでも良い関係のないことであって、ただこの上下のピラミッドの中での立ち位置だけが自分の価値を決定しているのである。それは能力というよりも、ほとんどの場合がコネと談合による序列の世界なのである。

だからまた、これが仕組みなのであって、システムの秩序なのであって、それに逆らったり、それを無視したりするのは、どうしても許されないことなのである。それはこの世界の根幹を揺るがすものなのである。

のみならず、それは、この世界の中で生きている大多数の人間の自尊心とアイデンティティーを辱め、蔑ろにし、貶めるものなのである。それは自分たちの国体と、心の拠り所を破壊するものなのである。だからまた、どうしても、どんなことがあっても許すことが出来ないのである。


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